40女 婚活市場の歩き方

その昔「分別がついたら結婚はできない」と樹木希林は言った。果たしてそうなのか— 。これは、会社組織に揉まれて分別つきまくりの40女が婚活市場で身を削った検証記録である。(※当方はあくまで個人の体験ならびに見解を紹介するブログにつき、一切の責任は負いかねます)

エピソード0/婚活始めました

まずは真面目な話から笑。

 

大卒で就職して17年。転職でキャリアアップを図り、そこそこの収入も得て、何不自由なく一人暮らしをさせていただいている不惑の私。

 

「仕事もプライベートも楽しくやっているし、別に結婚しなくても一人で自由に生きていければいいや」

 

ついこの間までそう思い続けていたのですが、ひょんなことから「一度は結婚してみたい」という思いが呼び覚まされました。理由を探るといくつか心当たりがあります。

 

◎生活のデフォルトが仕事だと、挫折した際の逃げ場がない

→仕事でどれだけキャリアアップしても、超一流のプロフェッショナルでなければ、ある程度の段階でキャリアの限界が見えてきます。実際、転職時は一人でリスクを抱え込むしんどさを感じ、別の居場所としての家庭の必要性を感じました。

 

◎価値観や意見の違う人と生活を共にすることで世界観が広がる

→当たり前ですが、人はそれぞれ違った価値観や意見を持っています。違いを受け入れ、落とし所を調整しながら家庭生活を維持していく経験は、仕事とはまた違った見識の広がりや人間的な成熟に繋がるはず。そこをあまりにも避けてきたと反省する出来事が最近ありました(具体的言及は避けますが)。

 

◎独身者は会社組織の中で人事面で優遇されることが少ない

→基本的に育児や介護の問題を抱えていない独身者は人事面での希望が後回しにされがち。使い勝手のいい中堅の独身者ともなると、若手にも増して会社に足元を見られ、穴埋め的な配置をされることがあると感じます。古い体質の会社だと、結婚しているかしていないかで社会的信用性を測られるような場面も…

 

などなど。どれもこれも分別からくる理由なのですが、だからこそ今の年齢で恋愛結婚のハードルが高いこともまた分別がつく次第。「ならば選択肢は限られるよね?」ということで、分別がつきそうな年齢層が集まる結婚紹介所に入会することにしたのです。やると決めたら本気でやる!(逆にやらないと決めたら致し方ない場合を除いてやらない!、苦笑)という個性を発揮し、婚活を「人生のタスク」と位置付けたわけです。

 

いかんせん「今頃になって遅い!」「自分の市場価値を理解しているのか!」という真っ当なご指摘も理解できるので、あえて入会料だけでウン十万の投資が必要な紹介所に入会してみました。本気度が高い会員が集まる場で、活動の質や効率を担保するためです。

 

人との出会いが制限されるコロナ禍で、婚活市場は活況を呈しているようです。心も肌も乾燥気味の40女が、フェードアウト事例も多いとされる婚活砂漠で果たして生き残れるのか。これから生々しく検証していきます笑。